流行りの断捨離とまでは行かなくても何となくそれに近いことにチャレンジしている、もしくはしてみたいと興味を持っている方も少なくないはずです。
物が増え続ける無限のループから抜け出すには、掃除によって何かを捨て減らすのが一番。それがなければマイホームがゴミ屋敷になるのも時間の問題となってしまいますよね。

今回は掃除を苦手と考える人にありがちな、捨てることへの罪悪感から解放され「捨てるのに迷うもの」を気持ちよく捨てるための基準を考えます。
いざ捨てようとしたときのコツが分かれば、もう怖いものなし!?さっそく探っていきましょう!

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家のスペースを占領してしまうもの

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雑誌やメディア・SNSなどから数多くの掃除に関するノウハウが学べる今、あなたを悩ませる物たちをいかに効率よく捨てていくにかについても、たくさん紹介されているはずです。生活の中には賞味期限の切れた食材やくたびれた衣類など、スピード感を持って「捨てる」選択肢の方に流れるものもあれば、実際にはどう判断すればいいのか迷うものもあります。

もちろん今回の問題となるのは後者。

それなりのスペースを占領しているにも関わらず、捨てられないとか捨て方がわからない物たちのことで具体的にはこんなものです。

・人形、ぬいぐるみ
・結婚式の引き出物
・葬儀のお返し
・サイズアウトした子供の服
・子供が作った作品

ご覧のように、家庭を持ち人並みの付き合いをしている中では必然的に出てくるもの、子供がいれば避けて通れないものなどがそれです。私自身も処理に困ってきたというか、基準が分かった今でもグズグズ行き場を失っているものは意外とあります。

世の整理整頓術を説く人によれば、「物の指定席を作る」とか「処分に迷ったら物に問いかけてみよ」なんてことが言われていますね。
私の経験でも家の動線に従って似たアイテムのものを集めておいた方が便利なことはわかるし、その意味で指定席を作るというのはいいと思います。

でもいくら問いかけても答えが出ない物については結局後回しになり、負の遺産として残り続ける運命をたどるから困るんですよね。
具体例はその最たるもの・・なかなか答えを教えてくれません。

自分の中のモヤモヤをいい意味で消化するには、やっぱり捨てる基準をハッキリさせる必要があると思います。

こんな方法があった!悩めるものを捨てる基準

・感謝を込めて神社へ

神社の鳥居

人形はその名の通り人の形を模して作られたもので、子供から大人まで楽しみ方はいろいろあると思います。特に長年愛着を持っている物なら簡単に捨てられないということはあるでしょう。また最近ではUFOキャッチャーが趣味で必然的にぬいぐるみの類が増えて仕方ないという人も見かけます。

でも住む環境や部屋のテイストに合わなくなった時には、やはり捨てる選択肢を考えてしまいますね。愛着とは自分の思い出。ゴミと一緒に捨てるにはやっぱり気が引ける、悲し気な目で見てる・・なんて迷いが出てきた時の基準として、自己処理せず神社にお願いして供養をお願いする方法がおすすめです。

特に10月15日は人形の日ということで、各地の神社で人形などの供養祭を行う所も多いようですよ。捨てるとは言ってもそこに感謝の気持ちを込めて手放せば、人形やぬいぐるみに対しても失礼に当たらないのではないでしょうか。

・学校のバザーに献品

アクセサリー

最近は受け手が後で選ぶことのできるカタログギフトも多いので、引き出物の行き場に困ることも減ってきました。使い勝手が悪い名入りのものを見かけるのは有名人の引き出物くらいでしょうか!?(笑)

それでも家のどこかには、○○さんの引き出物として眠っているものがあるんじゃないかと思います。

またよほど田舎に行かない限りは簡略化されている葬儀のお返しも、すぐに使わない寝具などがあったりして場所をとるものですね。気付いた時には時代遅れ・・なんて経験ありませんか?

そこで注目したいのが、子供たちが通う園や学校のバザーに出すこと!

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私がPTAの役員をしていた時には、年に1回のバザーで品物を集めるのに大変苦労した経験があります。とにかく品物が集まらないと雰囲気もいま一つ盛り上がりません。お子さんが現在通われているかは別として、ご近所さんからそういった情報を得る機会があれば是非とも献品されることをおすすめします。

使うかどうか迷って奥にしまうくらいなら、あっさり出して他の誰かの役に立つ方がいいということですね。

・フリーマーケットを利用する

フリーマーケット

バザーへの献品はもちろんボランティア。でも中にはもっと賢く手放したい人もいます。そこで各種のギフトから使用済みの子ども服まで扱ってくれるフリーマーケットやリサイクルショップに出品する方法もあります。

メルカリなどは話題を通り越してちょっと問題になるほどいろんな物が売り買いされていますが、状態の良いものは高値が付くし、新たな価値を見出す点でも悪くない方法でしょう。個人のモラルに反しないことやある程度の心遣いも必要なので、そういった部分が上手にクリアできる人にとってはおすすめしたいと思います。

・思い出は心に物はデータ保存【写真】

フラッシュメモリー

幼稚園から小学校までの9年間は子どもが作った名品・珍品が集まりやすい時です。お掃除LOVE・片付けマニアの私ですら、子供が幼稚園までは一つ一つきれいに飾ったり、専用の箱に保存したりしていました。

でもこれではスペースがいくらあっても足りません。成長と共に作品のサイズ感もアップするし、笑うに笑えないような作品を持ちかえられても・・・共感して下さるママさんならわかるはずです。

これをどうにかできないか探った中でのおすすめは「思い出は心に作品はデータに残す」ということ。

初めは心苦しいし、子供からも何で勝手に捨てるんだ!!など不満もぶつけられます。子供が小さい頃の掃除では基準も主導権も母。“勝手に”と言われてもこれまで多くを捨てていたのは事実です。でも最近、ネット上で女子中学生のこんなお悩み相談を読みました。

この方は自分で大切に残してきた作品の量が増え、処理をどうするのか困っているとのこと。つまり捨てる主導権は自分が握っているものの、捨てるべきか迷っているというパターンでした。それに対するベストアンサーは、最小限のものを残して後はデータ化すること。物に対する価値観も一緒に成長していくことが大切ということでしょう。

子どもの作品を捨てる基準は同じでも、成長に合わせ判断を委ねることも大事かな・・そんな気持ちにさせてくれたエピソードでもありました。

物を捨てる基準は国によって違うのか!?

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日本はまさに掃除・断捨離・収納ブーム。その習慣が心理的にも良い効果を生むとあって様々な方法を試みている人はたくさんいます。その人が生活する上で必要な物の量を知って無駄を無くすのは、決して悪いことではないですよね。

でも捨てる基準があるように、物がないと落ち着かない人には物を持つ基準もあるようです。あえて非断捨離として世界に目を向けてみたら、それが常識といえそうな国もあることがわかりました。特にヨーロッパの国々で多く、フランス人は空き箱一つでも取っておくことが多くて常に部屋の中が雑多なものであふれているそうです。雑誌などではそれをスタイリッシュに扱ってもいますが、日本のスタンダードな家の間取りでは難しいことかなという気がします。

またイギリスの人たちに関しては壊れたものも修理しながら使うといったことから、なかなか捨てない非断捨離系なのだそうです。

まとめ

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今回は物を捨てる際のヒントともいえる基準についてご紹介してみました。

あなたのご感想はいかがだったでしょうか?

ちなみに私は子どもの時からお人形遊びが得意ではありません。人生を振り返るとできるだけもらわない努力もしてきたものです。そんな私が唯一困っているのが、何と電報についてきた某有名キャラクターのぬいぐるみ。しかも結婚式の・・。
〇ッキーと〇ニーが揃ってほほ笑む姿に、電報を頂いた嬉しさよりもさてこれをどうしものか愕然としたことを覚えています。

もちろんこれは、我が家にありますよ!!

捨てる基準は選べても、やっぱりグレーゾーンがあるみたいで難しい。
今回のテーマを探りながら改めて感じていることです。

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