思いがけないケガは誰にでもあること……。
そうは言っても、
ある日突然自分の身に降りかかると
人は慌(あわ)てるものです。
本サイトのライターとして
活動している私は、
2020年の9月8日に
自宅で転倒し左足首を骨折しました。
あれから約4か月。
ケガする前に近い日常生活を
取り戻しつつある私が、
足首の骨折にまつわるあれこれを
記事にしてご紹介しようと思います。
いろんな原因で足首を骨折し、
「一体これからどうなるんだろう……！？」
と不安を抱えている人は
ぜひ参考にしてください。
クロ長いお休みだと思ったら、
はまねこさんケガで入院してたんだ！
骨折って痛いの？入院生活はどうだった？
聞きたいこといっぱいあるから
教えて欲しいニャ～。
シロ手術って怖いワン。
骨が折れてもちゃんと歩けるようになるの？
三果骨折
私に伝えられた診断名は、
左足関節三果骨折
（ひだりあしかんせつさんかこっせつ）。
わかりやすく言うと、
足首の内側（内果）と外側（外果）、
後ろ側（後果）の3ヵ所が
折れてしまった状態です。
専門家によれば
骨折そのものが重症なのに、
中でも三果骨折はハードルの高い方……。
折れた衝撃で
骨の位置が動いて脱臼（だっきゅう）している、
さらには骨の動きを左右する
じん帯という組織が
傷ついているなども少なくないので、
なかなか厄介(やっかい)な症例なのだとか。
実際の3D画像がこちら↓
ドクターの初診でじん帯への影響は
少なそうと言われたものの、
赤で囲んだ部分の骨がポッキリ折れ、
さらにはズレているのが生々しいですよね。
当然ですが
『ひょっとしたら手術なしでOKかも‥‥‥！？』
なんて期待はこの時点であっさり消え去り、
その場で入院生活に入ることが決まったのです。
骨折の原因
三果骨折というのは、
足首をひねって起こる
捻挫（ねんざ）の先にあるもの。
強すぎる力が加わることで
耐え切れずに骨が折れてしまうのですが、
交通事故やスポーツ時に起こるのが一般的。
しかし私の場合は自宅での転倒が原因で、
ドクターやナースによる聞き取りの際に
ちょっと恥ずかしい気がしました。
『転んだだけで三果骨折』
その事実に一番驚いているのは
自分なんですけどね‥‥‥。
ほんのちょっと後(あと)ずさりしたときに
バランスを崩し、
足首が変な方向に曲がったことを
覚えています。
テレビのバラエティー番組などで
足をひねったときに使われるグキッとか
ゴリゴリっとかいう効果音も‥‥‥
本当だなと思いました。
外傷はないので出血はないものの、
中では大変なことになっているので
激痛がはしりアッという間に
足が腫(は)れて動けない。
家族が帰ってくるまでの間、
這(は)うようにして冷凍庫のアイスノンに
たどり着き、
泣きながら冷やして待ったのが
昨日(きのう)のことのようです。
スポーツにあまり縁がない生活を
送ってきたことが、
更年期(こうねんき)を過ぎた私にとっては
リスクだったのかもしれません。
予定してケガをする人はいませんが、
本当に全く想像していない
不慮(ふりょ)の事故はこうして起こるし、
起こってからでは
取り返しのつかないこともあるなと
反省もしました。
クロ運動しすぎても骨折する可能性はあるし、
しなくてもダメなんだね。
ホントに痛そうなんだけど、
手術ってすぐできたの？
入院生活の始まりと手術
アクシデントは午後8時ごろに発生したので、
時間外の緊急外来でとりあえず
レントゲンとCTの撮影。
その後の応急処置として、
シーネと呼ばれる
固定用の板みたいなものを装着し、
松葉づえで帰宅しました。
早ければ初診から3日後に
手術を予定できたのですが、
私の足は傷口を閉じるための
余裕がないほど腫(は)れがひどく、
まずは腫(は)れを引かせるための
安静期間を置くことが最優先。
ちなみに、この安静とは
片足をクッションに乗せて持ち上げ、
ひたすら足をアイシングし続けることを
指しています。
寝返りできないので腰も痛いし、
あまり眠れずにツラかった。
ようやく手術へのゴーサインが出たのは、
入院から10日後でした。
手術の前日は各種の説明や入浴、
夜からの絶食など
なにかと慌(あわ)ただしく過ぎていきます。
怖がりの私は
主治医やナースをはじめとするスタッフに
ありとあらゆる質問を投げかけ、
自分の中ではかなり納得して
手術に向かいました。
実際の手術には3時間ほどかかったようで、
病室に戻ったのは午後5時ごろ。
下半身麻酔で術中の痛みを
感じることはないのですが、
この麻酔が切れた後の痛みは
想像をはるかに超えていて、
今回の骨折では
痛みのピークだったように思います。
何度も様子を見に来てくれる
ナースの存在にどれだけ励まされたことか……。
医療従事者という言葉が
クローズアップされる世の中で、
「この人たちの仕事ってすごいなあ」
と身近に感じた経験でもありましたよ。
骨折は確かに痛い
今回から複数回にわたって
お送りする予定の骨折体験記。
第一弾はいかがだったでしょうか。
骨折は本当に痛いもの。
その痛さにも個人差があり、
経験した人にしかわからない不安や恐怖、
苦しみがあると思います。
次回は手術後の入院生活や
リハビリについても触(ふ)れていきますので、
引き続きお付き合いくださいね。
クロ手術が無事に済んでよかったね。
でも歩けるようになるには
時間がかるニャー
シロ病院ではどんな食事を
食べてたのか気になるワン！
