家事に役立つ漂白剤として
絶大なる人気を誇り、
ここ数年の間でその名が定着してしている
と言ってもよいオキシクリーン。
ユーザーのひとりとしては、
私もその効果を支持しているのですが、
広く世間を見渡すと
『安全性は大丈夫?』
と言った素朴な疑問を持つ方の
声も聞こえてきます。
そこで今回は、
オキシクリーンの安全性に注目し、
主婦を中心に広がる疑問を
解決していきたいと思います。
オキシクリーンについて・・・
※画像はオキシクリーン日本公式サイトより引用
本サイトでも何度か登場していますので、
概要については過去記事も
参考にしてほしいのですが、
おさらいの意味を込めてザックリ触れておきたいと思います。
オキシクリーンの項目から
🔹オキシクリーンは酸素系の漂白剤
ツンとする刺激臭があり真っ白に
仕上がる塩素系に比べ、
臭いが穏やかで色柄ものの漂白にも
対応する酸素系漂白剤が
オキシクリーンです。
🔹オキシクリーンは大きく分けると2種類
オキシクリーンには、
ジュワッと発泡するアメリカ製と
泡立ちがほとんどない日本版のものがあり、
いずれも粉末状です。
ちなみに、日本版の方は
パッケージも日本語表示になっていますが、
生産については中国の工場で
おこなわれています。
また公式では、
●アメリカ製を「オキシクリーンEX」
●日本版を「ナチュラルタイプ」
と区別していますが、
本記事では分かりやすいように
アメリカ版・日本版で
統一させていただきます。
🔹用途の広い漂白剤
「住まいの汚れ全般に使える」というのが
オキシクリーンのよいところで、
洗濯・キッチン・浴室などの水回りには
特に重宝する一品となります。
過炭酸ナトリウムが主成分の
オキシクリーンは弱アルカリ性の
性質を持っており、
皮脂や泥、キッチンの油汚れなどを
中和して落とし、
洗い上がりスッキリで
気になる臭いまで取り去ってくれます。
一方で、オキシクリーンの使用が
推奨されていないものには、
●水洗い不可のもの
●金属製品
●宝石を含む貴金属
●ウール製品
●絹
●皮革
●大理石
●畳
●サビ落とし
などがあります。
アメリカ版と日本版の違いをもっと詳しく・・・
今回のテーマであるオキシクリーンの
安全性にも関連しますが、
2つの種類には成分に含まれる
添加物という点で次のような違いがあります。
アメリカ版:界面活性剤を使っている
日本版 :界面活性剤を使っていない
界面活性剤は、
水分と油分を結びつける役割を持ち、
多くのスキンケア商品や洗剤・医薬品や
食品に含まれるなど、
日常生活に近いところで活躍する成分。
すでに両方を使ってみた私の意見として、
最終的な汚れ落ちに大差ないと
感じているのですが、
界面活性剤の有り無しで泡立ちが異なるため、
多くの方の印象ではアメリカ版が
優位に感じられているという
実態もあるようですね…。
安全性に問題あり?オキシクリーンの界面活性剤
添加物=有害と結びつけて
しまいがちではあるものの、
その定義を突き詰めると
厳密に良いとか悪いとか判断できない
デリケートな問題であることも見えてきます。
ただ、オキシクリーンの場合は
肌や口に直接触れる可能性のあるもの、
特に赤ちゃんの衣類や食器・おもちゃなどへの
使用も薦められているため、
含まれる界面活性剤を不安に
感じるお母さんの声は軽視できませんよね。
単純に添加物が
入っていなければよし…とする前に、
改めてオキシクリーンに含まれる
界面活性剤の特徴や安全性を
確認してみたいと思います。
🔹オキシクリーンに含まれる界面活性剤とは?
オキシクリーンに使われている界面活性剤は
エトキシレートアルコールという種類で、
洗剤だけでなく医薬品にも多く
利用されるなど世界的にも
よく知られたものです。
また日本石鹸(せっけん)洗剤工業会の調査でも、
この種の成分は自然に分解され、
環境への影響が少ないと報告されています。
界面活性剤が
有害だと見なされる理由のひとつは、
石油系の原材料を使用した
合成界面活性剤による健康被害や
環境汚染などを指摘する声にありますので、
一定の調査で
安全性が認められた成分であれば、
赤ちゃんをはじめデリケートな方にも
おすすめできるのではないかと
私は思っています。
🔹使い方を誤れば安全性は低下する
どんなに優れた商品でも、
決められた用法・用量を守らないと
効果は半減し、
もともと備わっている安全性すら
低くなってしまいます。
オキシクリーンも使うシーンに応じた
適切な量がありますので、
初めは面倒でも規定量どおりで
使ってみることをおすすめします。
人体だけでなく、
ペットのお世話に必要なアイテムにも
使えるオキシクリーンですから、
間違って口にしてしまわないように
注意することも大切ですよね。
正しい知識と判断で暮らしを快適に!
今回は、人気商品であるオキシクリーンの
安全性について考えてみました。
あなたのご感想はいかがだったでしょうか?
汚れや臭いってどこかで
きれいにしてあげないと蓄積していくもの…。
それを小さな手間で解決してくれるのが、
オキシクリーンのよいところだなと思います。
1年を通じて常に清潔で心地よい毎日を
過ごせるように、
この記事があなたのお役に立てれば幸いです…!