女性の場合、
特にその症状が強く現れるという
更年期の諸症状。
残念ながら私も例外ではなく、
体やココロに感じる不調をいくつも
抱えている一人です。
体内のホルモンが変動し
バランスが崩れることで起こる
さまざまなトラブルは、
総合して「更年期障害」などと言われますが、
最近ではその出現年齢が
早くなりつつある傾向なのだとか…。
周りからは
『なんか不機嫌だね…』などと
言われることが増え、
実際に些細なことで
イラっとしてしまう自分に嫌悪感を抱くなど、
我ながら本当に厄介だなあというのが
この年齢にしての正直な感想です。
今回は、
私自身も更年期を体験しその効果を
試したことのあるお薬、
ツムラの24番についてご紹介します。
なんか漢方薬って苦そうだニャ~・・。
ニオイも独特らしいワン!でもツムラの24番って何だ!?
更年期とは
更年期の定義では
女性が閉経を迎える前後10年間、
年齢では40歳~50歳半ばぐらいまでのことを
言っています。
本格的な閉経に向かう女性の体では、
特に卵巣の機能に作用し月経を促して
女性らしさを維持する
「エストロゲン」という女性ホルモンの量が
減少するのと同時に、
もう一つの重要な女性ホルモンである
「プロゲステロン」とのバランスが
崩れて結果的に体に感じる不調が
現われ始めます。
また、年齢的な体の変化だけでなく
人生においてもさまざまな転換期を
迎える時期であることから、
精神面もバランスを崩しやすいのが
更年期の特徴です。
しかし、
ストレスフルな現代では更年期と同じような
ホルモンの乱れが20代や30代の方にも
現れることがあり、
症状としての更年期障害は必ずしも
オバサン世代に限らずというのが最近の傾向で、
「若年性更年期障害」
なる新たな悩みを抱える人も
少なくないのだそうです。
更年期に感じる主な症状
更年期に感じる不調というのは非常に複雑で、
人によってもその現れ方に
差があると言われますが、
一般的な「更年期障害」の症状とは
次のようなものを指しています。
・生理不順、不正出血などの月経異常
・肩こり
・腰痛
・手足のしびれ
・めまい
・動悸(どうき)
・多汗、ホットフラッシュ
ホットフラッシュについては、もう少し下記にて
説明します。
・焦燥感
・不安
・不眠
・肥満
・イライラ感
・物忘れ など
私の場合は
特にイライラや不安傾向・不眠などが
強いのですが、
年齢の近い女性の間では
「ホットフラッシュ」
に悩んでいるという方も
結構いらっしゃるようです。
更年期のホットフラッシュって何?
「ホットフラッシュ」というのは、
急に顔がほてって熱くなり、
汗が噴き出す症状のことを言います。
更年期障害に悩む全ての人に現れる
というわけではないものの、
何の前触れもなくダラダラと流れる汗を
かく人もいるなど、
女性の場合は
特に気がかりな症状の一つでもあるようです。
風邪のように数日で治る病気とは違い、
周りからの理解が得られないことも多い
更年期の不調。
私も初めはそうでしたが、
我慢して改善するものではありませんし、
中には更年期の不調に隠れた
大きな病気の兆候ということもあり得ます。
やはり一度は内科や婦人科で相談し、
適切なアドバイスや治療法を探ってみるのが
いいんじゃないでしょうか。
医療機関では、
ホルモン充てん療法や内服薬による治療を
進められることが多いはずですが、
その中でも副作用のリスクが低い
「漢方薬」を選択する方法は
よく使われています。
しかも、医師の処方で頂けるお薬の方が
成分の含有量も多めで、
結果的にはコストも安くて済むようですよ。
私はこれまでに2件ほどのクリニックで
更年期の症状に対応する漢方薬の処方を
受けましたが、
たまたまどちらも「ツムラ」という
メーカーのお薬でした。
【予備知識】 医療用漢方薬で国内シェア8割超を
生産しているのが(株)ツムラという会社です。
漢方薬って漢字だらけで
難しい読みのものが多いのですが、
ツムラは製品番号で識別されていて
漢方初心者にも何となく
なじみやすいように思えました。
後になって知ったのですが、
その中でもツムラでいうところの24番は、
更年期の漢方薬として
特にメジャーなものでもありました。
更年期に対応するお薬として有名なツムラの漢方薬
ツムラ24番の正体は
「加味逍遙散(かみしょうようさん)」
という漢方薬です。
加味逍遙散は、
体力があまりない人の更年期にありがちな
イライラや不眠、のぼせ、疲れやすいなどの
症状の改善に効果が期待されるもので、
まさにその時の
私向きの漢方薬でもありました。
ドクターの問診を受ける際、
速攻で症状を軽くしたいのか、
緩(ゆる)やかに治していきたい
のかによっても処方が変わると言われ、
家事や育児に支障のない程度の
リラックスが得られる漢方の加味逍遙散
にたどり着いた感じです。
漢方薬の味は基本的に苦く、
香りも独特ですよね。
苦手な人はとても苦手だと思います。
でも、そんなこと言っていられないほど
ツラいのが更年期。
その人にしかわからないモヤモヤした
何かに包まれているような
毎日が続きます。
ちなみに加味逍遙散は
「のぼせ」にも効果が期待されるもので、
私の知人が悩むホットフラッシュにも
効果的なようでした。
私はこんな漢方薬も処方されました
更年期の定義で触れましたが、
あくまでも現れやすい年齢と
実際では差があります。
自分のことを振り返ると、
37歳で初めて出産し、
子育てが一番大変な時期と
更年期の始まりがバッティング
してしまったのは否定できません。
頑張りたくても頑張れない自分が情けなく、
めまい・不安・吐き気など
それぞれの症状が出ては
寝込んでしまうようなこともありました。
ホントに更年期なんて初めは
考えてもみませんでした…。
でも信頼できるお医者様との出会いで、
これが年齢による不調の始まりだと知り
同時に漢方を試してみることに
なったんですよね。
加味逍遙散のほかには、
特に精神的な症状を緩和してくれる
ツムラ54番の「抑肝散(よくかんさん)」にも
お世話になっています。
精神科が使う向精神薬と違うので
効き目は穏やか。
でもピリピリする神経が
穏やかになる作用は十分にあります。
もちろん、
医療機関で扱われる漢方のメーカーは
ツムラ以外にもありますが、
市販薬にもあるツムラは名前からして
馴染みが深いように思います。
自分にマッチする漢方薬が
見つかったら少し気長に服用してみることも
必要みたいですね。
でも副作用が少なく、
コンスタントな服用を心がけることで
症状の発生も抑えられれば、
それに越したことはありません。
もしも更年期かな!?
と思える症状があったら、
医療機関で漢方薬の相談をしてみて下さい。
万能とは言い切れないからこそ、
自己判断はせずに初めはきちんと
診断を受けるのがベストです!
自分のツラさをわかるのは結局自分しかいません
今回は、更年期に訪れる不調を癒す
漢方薬の話題をご紹介しました。
中でも自分で実際に試したことがあるからこそ
おすすめしたいツムラの漢方薬は、
メジャーでもあり
医師の処方の元で服用できるメリットも
あると思います。
年齢を重ねることで生まれる悩みは、
家族など周りの人たちのサポートによって
ある程度は軽くできるものかもしれません。
でも、心身共に現れる不調のツラさまでを
完全に取り除くことはできませんよね。
言葉にできないような
気分の落ち込みがあったり、
一日の中でも急にそれが襲ってきたりと
不規則であるのが更年期です。
無理せず・気兼ねせず、
時には今の自分のありのままを
お医者様に相談し診断してもらいましょう。
一番ダメなのは放置!
何よりも自分の体をいたわるつもりで
更年期での漢方薬という選択を
考えてみて下さいね。
へえ~ツムラのお薬って番号で呼ぶんだね。覚えやすいかも!
苦いのはイヤだけど、イライラはもっとダメだワン!