大人にも増えている歯の矯正!ツライ痛みはいつまでつづくのか。「歯の矯正」というと、発育段階の子供がメインと思っていませんか!?
一般的な歯の矯正のイメージはというと、費用がかかりそう・矯正装置に抵抗がある・なにより痛そうかもしれませんね。

確かに、子どもでもある程度の期間を必要とする歯の矯正は痛みも伴います。
それでも最近、大人になってから歯の矯正するケースが増えていること、ご存知ですか!?
実はかくいう私もその経験者!!!

ちょっと時代は遡りますが、私のリアル体験記として歯の矯正で経験した痛み、そしてその痛みがいつまで、どの程度続くのかに関してまとめたいと思います。

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歯の矯正の痛みって何?いつまで続く?

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私が歯の矯正に踏み切ったのは、今から20年以上前のこと。もともと八重歯があり、子供の頃はそれをチャームポイントとする風潮もまだありました。
ただ、思春期に入り次第に芽生え始めた美意識の中で、八重歯は自分にとってのウイークポイントにしか感じられずタイミングさえ合えば歯の矯正をしたい!と考えていたものです。

顎の骨がしっかり形成された大人の歯の矯正にとって、私は避けられない5つの痛みがあると思っています。
では私が感じた歯の矯正に関係する痛みを、時系列的にご紹介してみます。

1:抜歯

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歯がそれなりに生え揃っている大人の矯正は、歯を動かすスペースを作るための下準備(=抜歯)を伴います。
ヒトの歯はすべて生え揃うと32本。最も遅く生えてくる親知らず(第3大臼歯)に関しては30代や40代になって生えるケースもあるようですが、そのほとんどは20代前半頃までに生え揃うのが一般的です。

私の場合、歯の矯正を始める段階では既に上下の親知らずを含む32本が揃っており、親知らず4本を含む計8本を抜歯する必要がありました・・。
担当のドクターから
『キミは原始人だね。虫歯もなく32本揃っているのにもったいないくらいだよ・・』
と言われたことを覚えています。

それはある意味、私の覚悟を試されたのかな!?後になってそう思いました。
一度に8本はダメージが大きすぎるため、4本ずつを2回に分けての下準備。麻酔や痛み止めはあっても、やっぱり痛かった・・。
口の中のケガは比較的治りが早いと聞きますが、ケンカでもした!?というくらい出血もしました。

2:器具を装着した時の痛み

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目立たないように歯の裏側から装置を付ける方法は、私の頃はまだ一般的でなかったかもしれません。でも上下の歯列全体を矯正する装置の基本は、今も昔もほとんど変わりないようですね。

歯の矯正やホワイトニングなど口元のケアに先進的なアメリカでは、年代に関わらずキャッチーでカラフルな装置をつけていたりしますが、日本では歯の表面にシルバーか白いセラミック製のブラケットを貼り付け、その上にワイヤーを通すのが一般的です。
見るからに痛そう?確かに痛くないという人はほぼいないと思いますよ。

この痛みがいつまで続くのかというと、装置を付けた当日というより翌日から3日間程度の痛みが一番強く、違和感は1週間程度続いたと記憶します。

3:歯が動く時の痛み

歯の矯正装置によって、歯が徐々に顎の骨の中を移動していくための力が加えられます。
私は就寝中に痛むことが多く、表現すると「ムズムズ・ズキズキ・ズンズン」
慣れないうちは眠れないこともありました。

装置を付けた後の通院は、月に1回。施される処置は歯が動いた分のワイヤーを切って締めなおすことかと思いますが、慣れというのは痛みがやって来ることに対しての慣れであって、痛さそのものには最後まで慣れなかったというのが素直な感想です。

4:食事をする時の痛み

正直、装置を調整して数日は食事にも気を使います。
もちろんこれがいつまでも続くわけではなく、1ヶ月の内の数日。でも初めは、これがあと何年続くのかな・・とブルーになったことを思い出します。(笑)

5:口内炎の痛み

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個人差はあると思いますが、歯の矯正をしている中では口内炎にも悩まされます。
原因は口の中のデリケートな粘膜と装置が触れることに加え、歯磨きなどのケアが足りないこと、食事が上手くとれないことによる消化器系の不調などかと思います。
こじらせれば発熱することもあるようで、意外と侮れない痛みです。

歯の矯正の痛みはこれで克服

では、度々襲ってくる矯正の痛みに対して私が行ったおすすめの方法をいくつかご紹介します。

・痛いときは我慢しない

歯が動いている時の痛みは致し方ないと言えばそれまで。大人の場合は仕事との兼ね合いもあるので、お薬を飲みづらい事があるかもしれません。
でも我慢はしないでお医者様に相談すること。そして頂いたお薬は処方通りにきちんと飲むことが大切だと思います。

・歯や装置に負担の無い食事をとる

これは“いつまで” というより矯正が完了するまで続ける心がけですが、歯に詰まりやすい肉類、キャラメルやソフトキャンディーのような歯にくっつくお菓子はできるだけ避け、一口で頬張るお寿司なども食べ方に気をつける必要があります。
さらに痛みが激しい時には、歯にしみる刺激物やアツアツの食べ物なども避けた方が無難です。

茶碗蒸し

味気ないと言われるかもしれませんが、痛みがあるならリゾットや茶わん蒸しなど、柔らかくて強い力で噛む必要のない食べ物がおすすめです。

・口の中を清潔に保つ

口内炎ができた痛みは当然ですし、できればそうなる前の予防策をした方が良いと思います。
自然な口の動きで装置が当たることもありますが、気になって自分の舌や手で触るクセも良くありません。
また装置の複雑な形状には食べカスも残りやすいので、隅々まで磨くことが大切です。

大人の歯の矯正にかかる期間はおよそ2年から3年。それも途中で虫歯などにかかるとロスタイムになってしまいます。
痛みの原因を一つでも減らすために、念入りな歯磨きやマウスウォッシュは習慣化するのがおすすめです。

取り掛かりは慎重に

歯の矯正に係る痛みに特化してお伝えしていますので、なんだかイヤだなと感じられたかもしれませんね。
でも健康な歯を抜歯することや痛みは、人によって想像以上に耐えがたいもの。それは大人も子供も同じことではないでしょうか。
特に審美的な目的だけに注目して歯の矯正を検討している方は、そういった面の心構えをしっかりしておかれた方がいいかもしれません。

私自身、痛みに強いタイプではないので周りからは
『止めといた方がいいんじゃない!?』
と何度も確認されましたし、自分なりに踏ん切りがつくまで時間は要しました。

取り掛かったら途中で断念するのはなかなか難しいものでもあります。
大げさに聞こえるかもしれませんが、大人ならではの考え方、覚悟をして臨まれることをおすすめします。

まとめ

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今回は、大人の歯の矯正で気がかりな痛みがいつまで続くのかを中心にお伝えしました。
『なんだか痛いばっかりで実際どうなの!?』
という感想を持たれたかもしれませんが、メリットはありましたよ。

私が矯正を始めたもう一つの理由である、慢性的な頭痛や肩こりといった症状が改善したことです。
もちろんこれも医師への適切な相談を重ねたことですが、『痛かったけど歯の矯正をして良かった』
これをお読みなったあなたも、今あるお悩みと歯の矯正に存在するリスキーな部分とをひっくるめて検討されるといいのではないかな・・経験者としてはそう思います。

クロクロ

最近はペットの歯のケアも注目されてるね

シロシロ

ネコもイヌも一生自分の歯を大事にしたいよね。でも動物の歯の矯正ってあるのかワン!?

はいはい!
そんなシロちゃんの疑問にお答えしたくてチョッと調べたんですけど、噛み合わせの問題で矯正をするのは犬も同じみたいですよ。シロちゃんも気になるなら考えてみたら?

シロシロ

オイラは痛いの苦手だワン・・。

クロクロ

ウ~ん私も・・。でもキレイな歯並びも捨てがたいニャ~♡

執筆者 はまねこさん

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